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Ryoten Ogata

Meta Plants 0-0-2

通常価格 ¥35,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥35,000 JPY
セール 売り切れ
税込み。

297x210mm  0.41mm厚

Lenticular print

 Edition 20

レンチキュラーという特殊印刷で、視点を動かすと絵が変化します。

透過性のある素材の為、サイン、エディションナンバーを記載したカードを別途同封します。 

 

※添付のアニメーションは元データの為、印刷したものは変化が少しソフトになります。

参考イメージとしてご覧下さい。

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亜熱帯気候の森では、ほとんどが常緑樹なので落葉期がない。 その為、古い枯れ葉と今年新しく生えてきた葉が隣り合わせに なっているのをよく見かける。 来年にはその葉も枯れ、 次の葉 に日の光をあけ渡すのだろう。

 

CONCEPT

海とは概念だ。対して、植物には生物として明確な個と実体があるので、例えば水をやればすくっと立ち上がるように、葉を引っ張れば千切れるように、外部情報を与えるとそれはなんらかの形で変化や反応として返ってくる。また植物には人と同じく表と裏があり、生と死がある。そこにごく近い距離感で、時間の存在を感じた。

植物を通して、生きるということを考える。遂には、考えるということについて考える。

対象を見たままに「描く」という行為を通して、その機能美的な造形や色彩を身体にインストールしていく。自分の内側で花を育て、咲かせることが重要なのだ。そうして分解と再構築を繰り返して初めて、他者のことが少しだけ分かる。

写しとった花や葉にレイヤーを重ねる事で、平面的で静止した世界に時間という縦の軸を突き立てる。生まれた時間性が何か実際的なものなのか、あくまで自分が思考してきた軌跡やアーカイブのようなものなのかは分からない。

それでもここに新しい何かが発生する事で、次の思考が誘発されればそれでいいのだ。